
POCUS
トレーニングプログラム
オンライン学習&ハンズオン実習
プログラムのご紹介
本認証コースは以下の2つのステップで構成されます。
1)POCUS(ポイントオブケア超音波)について
POCUS(Point-of-Care Ultrasound)は、診察中にその場で実施できる超音波検査であり、迅速な診断・判断・治療を可能にするツールです。
近年、獣医療においてもPOCUSの有用性が世界中で注目されており、救急・集中治療、内科、外科など幅広い分野で活用が進んでいます。
POCUSは、
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低侵襲かつリアルタイムに情報が得られる
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反復評価が可能で病態の変化を追跡できる
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診療現場の意思決定を迅速化できる
といった特徴を持ち、動物たちにより安全で質の高い医療を提供するための強力なツールです。
2)このプログラムはどのような方に向いているか?
本プログラムは、臨床現場で実際にPOCUSを活用したいすべての獣医師を対象としています。
特に以下のような方におすすめです:
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救急・集中治療に関わる獣医師
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一次診療でスクリーニングや初期評価を行う獣医師
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超音波検査に苦手意識があるが、診療で使える技術として身につけたい方
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最新の国際水準のPOCUS教育を受けたい方
経験年数や施設規模に関わらず、「臨床の現場で活かせる超音波スキル」を身につけたいすべての獣医師に開かれたプログラムです。
3)何が学べるのか?
本プログラムでは、オンデマンドのWEB講義と6時間のハンズオン実習の2部構成で、POCUSの基本から実践までを体系的に学ぶことができます。
【WEBコースで学べる内容】
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POCUSの基礎理論と臨床的意義
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救急・集中治療でのPOCUS活用例
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FAST(腹部・胸部・心臓)スキャンの解説
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エビデンスに基づく臨床判断への応用
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よくある誤解・見落としとその対処法
【6時間の実習で習得するスキル】
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実際のスキャンプローブの操作方法
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胸腔・腹腔内の液体貯留や臓器評価
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心臓の簡易評価(VET BLUE、B-Linesなど)
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血管アクセス支援や体表臓器の確認
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症例ベースでのスキャンの流れと判断
4)特別講師陣
この講習では、世界的に著名な獣医POCUS専門家である
Dr. Søren Boysen(カナダ)、Dr. Pam Manning(オーストラリア)、Dr. Yu Ueda(アメリカ)をお招きし、対面で直接指導にあたります。
Dr. Soren BoysenとDr. Kris Gommerenは欧州獣医救急集中治療学会内のPOCUS分科会「VECCUS」の設立メンバーであり、世界的なPOCUS教育の第一人者です。またDr. Soren Boysen、Dr. Kris Gommeren、Dr. Yu UedaはPOCUS国際コンセンサスグループの主要メンバーとしても活動中です。
また、Dr. Pamela ManningはオーストラリアにおいてDr. Soren Boysenとともに、POCUS教育の普及およびPOCUS教員の育成に尽力しており、豊富な教育経験を有しています。
国際的なガイドラインを策定した本人たちから学べる、貴重な機会です。
特別講師
協賛企業様



