
POCUS
認定プログラム
ポイント・オブ・ケア超音波検査
オンラインコース&実習
プログラムのご紹介
本認定コースは以下の2つのステップで構成されます。
実習日程
2025年8月23日(土)・24日(日)
10:30 受付
11:00 実習開始
18:00 修了予定
*開始時間が変更になる場合がございます。その際は事前にお知らせいたします。
会場
1)POCUS(ポイントオブケア超音波)について
POCUS(Point-of-Care Ultrasound)は、トリアージや診察中にその場で実施できる超音波検査であり、救急症例や重篤症例において、迅速な診断・判断・治療を可能にするツールです。
近年、獣医療においてもPOCUSの有用性が世界中で注目されており、救急・集中治療、内科、外科など幅広い分野で活用が進んでいます。
POCUSは、低侵襲かつリアルタイムに情報が得られる反復評価が可能で病態の変化を追跡できる
救急症例や重篤症例を診る時に診療現場の意思決定を迅速化できる
といった特徴を持ち、動物たちにより安全で質の高い医療を提供するたに必須の技術です。
2)このプログラムはどのような方に向いているか?
本プログラムは、臨床現場で実際にPOCUSを活用したいすべての獣医師を対象としています。
特に以下のような方におすすめです:
救急・集中治療に関わる獣医師
一次診療でスクリーニングや初期評価を行う獣医師
最新の国際水準のPOCUS教育を受けたい方
経験年数や施設規模に関わらず、「臨床の現場で活かせるPOCUSスキル」を身につけたいすべての獣医師に開かれたプログラムです。
3)何が学べるのか?
本プログラムでは、オンデマンドのWEB講義と6時間のハンズオン実習の2部構成で、POCUSの基本から実践までを体系的に学ぶことができます。
【WEBコースで学べる内容】
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POCUSの基礎理論と臨床的意義
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救急・集中治療でのPOCUS活用例
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FAST(腹部・胸部・心臓)スキャンの解説
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エビデンスに基づく臨床判断への応用
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よくある誤解・見落としとその対処法
【6時間の実習で習得するスキル】
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腹部POCUSのプロトコル
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心臓POCUSの基本評価項目
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胸膜腔・肺POCUS技術とプロトコル
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POCUSを用いた循環血液量評価
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超音波ガイド下での末梢静脈穿刺技術
4)特別講師陣
オンライン講習は、カナダ・カルガリー大学のSoren Boysen博士(米国獣医救急集中治療専門医)およびSerge Chalhoub博士(米国獣医内科専門医)によって提供されます。両博士は、カナダやアメリカのみならず、ヨーロッパやオーストラリアでも数多くの教育講演や実習を行っており、獣医療におけるPOCUS教育の第一人者として広く知られています。そんな彼らがこれまでの豊富な経験をもとに作り上げた、合計7時間に及ぶオンライン講座を、日本語字幕付きで提供いたします。
POCUS実習では、Dr. Søren Boysen(カナダ)、Dr. Pam Manning(オーストラリア)、Dr. Yu Ueda(アメリカ)をお招きし、対面で直接指導にあたります。
Dr. Soren Boysenは欧州獣医救急集中治療学会内のPOCUS分科会「VECCUS」の設立メンバーであり、世界的なPOCUS教育の第一人者です。またDr. Soren BoysenとDr. Yu UedaはPOCUS国際コンセンサスグループの主要メンバーとしても活動中です。
また、Dr. Pamela ManningはオーストラリアにおいてDr. Soren Boysenとともに、POCUS教育の普及およびPOCUS教員の育成に尽力しており、豊富な教育経験を有しています。
国際的なガイドラインを策定した本人たちから学べる、貴重な機会です。